アーケード向け作品

ネオジオ

SNKが倒産した後、枝分かれ組のひとつでもあったブレッツアソフトはネオジオに代わる後継機種として「クリスタルシステム」という基板を発表する。
この基板は韓国のマジックアイズ社が開発した「VRanderZERO」というマザーボードのアーキテクチャを流用し独自にカスタマイズした基板で、見た目は小型のMVSといった趣きの基板だった。
しかし、元々のVRanderZEROマザーが非常に故障しやすい基板だったのと、直後にブレッツアソフトがサン・アミューズメント社に吸収合併されたため、実際に発表されたタイトルは『ザ・クリスタルオブキングス』とメキシコのEVOGA社のブランドで発売された『エヴォリューションサッカー』の2タイトルのみに留まり、日本国内では公式に発売されなかった(『ザ・クリスタルオブキングス』のみ非公式で発売された)。
SNKプレイモアにとってブレッツアソフト、サンアミューズメント、そしてSNKネオジオ社は現在では傍系扱いとなっているため、クリスタルシステム基板そのものが無かったことになっている。
生産終了後、SNKがネオジオ向けに開発していた作品を初めとする、SNKプレイモアが現在、権利を所有しているアーケード向けの作品の大半については、サミー(現:セガサミーホールディングス)が開発したプラットフォームである「ATOMISWAVE」へ移行し、事実上、このプラットフォームが「MVSの後継」という立場を担うこととなった。

しかし、わずか2年後で、SNKプレイモアはプラットフォームをタイトーの「Taito Type X」に変更している。

NEOGEO オンラインコレクション

ネオジオ

2005年、SNKプレイモアはプレイステーション2(以下:PS2)向けとして、『NEOGEO オンラインコレクション』というシリーズを発表。
高額なネオジオ向け製品が完全移植で、安価にプレイステーション2で楽しめるということで、歓迎したファンは多かった。
しかし第1弾として発売された『餓狼 MARK OF THE WOLVES』(以下:餓狼MOW)は、ネオジオ作品を知るユーザーからしてみれば、完全移植とあまり呼べるものではなかった。
この作品はSNK時代の作品であるものの、オープニングに出てくる「SNK」及び「SNK Presents」のロゴが「SNK PLAYMORE Presents」に差し替えられており、また「基本操作説明」の画面も収録されていないなど、シリーズタイトルや謳い文句とはかけ離れたような移植だった。

ファンからして一応完全移植と呼べるようになったのは第3弾である『THE KING OF FIGHTERS オロチ編』からである。
しかし、第3弾以降の一部の作品においても、表現などの問題もあって修正せざるを得なくなってしまったものもあった。
逆に、第2弾の『月華の剣士1・2』以降の作品には、第1弾である『餓狼MOW』にあったギャラリーモードが無く、PS2用に少し変更を加えただけの、ネオジオ版ほぼそのままのいわゆるベタ移植だったためか“内容の魅力は『餓狼MOW』のほうが上”と評するユーザーもいる。
また、このシリーズは発売延期が多く、このことについてユーザーからよく指摘されている。
SNKプレイモア側は「諸般の事情」としか説明せず、具体的な延期理由については明らかにしていない。

アンオフィシャル製品

LAST HOPE(ラストホープ)
2005年12月7日、NG:DEV.TEAMというドイツのゲーム開発チームにより、製作されていることが発表された、家庭用ネオジオ向け横スクロールアクションシューティングゲーム。
非ライセンス、つまりアンオフィシャルではあるが、ネオジオ向けとしては久々の全くの完全新作だった。
このニュースはいくつかの個人ニュースサイトで取り上げられ、ファンにとっては衝撃的な出来事だった。

翌年の10月には、日本向けにも発売された。
価格は500ユーロまたは675ドル、つまり、日本円に換算すると約8万円と、家庭用ネオジオソフト史上もっとも高額で、また、販売数量は限られていたため、手にしているユーザーはそう多くはない。
ネオジオCD版やドリームキャスト版の発売も発表され、その後、家庭用ネオジオ版に続いてドリームキャスト版が、2007年11月にはネオジオCD版がリリースされた。

ネオジオCD向け作品のリリースは、『ザ・キング・オブ・ファイターズ'99』以来となる。

SNKプレイモアがネオジオのロゴ及び文字を商標登録しているために、許可・または許可に至るまでの手続きがない限り使用できないためか、パッケージおよびジャケットにネオジオの表記は一切使用されていない。
代わりに家庭用ネオジオを示す「AES」の文字が表記されており、CD版にはカセット版と見分けがつけられるようにするためか「AES CD」と表記されている。

ドリームキャスト版のジャケットも同様の形で、渦巻き模様のロゴと「Dream Cast」の文字が表記されていない。

MVSコンバーター
業務用であるMVS版の専用カートリッジを家庭用ネオジオROMカセット版の本体で使用することが可能になる変換機器である。
最初にコンバーターを家庭用の本体のカセット差込口に差し、そのコンバーターの上にMVS版のカートリッジを差すという、至って簡易的な構造となっている。
なお、家庭用本体にはBIOS(バイオス)というものが搭載されており、これには日本向け・米国(英語圏)向け・欧州向けがある。
例えば日本向けのBIOSが内蔵されている家庭用本体を使うと、日本版あるいは海外版などと関係なく、全てのソフトが日本版の家庭用向けの状態でプレイできるようになる。

この例えは米国向け・欧州向けについても当てはまる。
だが、ネオジオも他の家庭用ゲーム機と同様に、各々の国で販売する際に、各々の国のアナログテレビジョン方式の規格に準じて製造されている。
例えば、NTSC方式の国では、その方式によって家庭用ゲーム機及びソフトも作られているため、同じゲーム機のソフトでも他の方式にそって作られているソフトは、NTSC方式に準じて製造された本体では使えない可能性が高い。

家庭用ROMカセット版の海外版を使用した場合も同様のことができ、海外でしか発売・販売されていないMVS版・家庭用ROMカセット版の作品のほとんども日本版の家庭用向けの状態でプレイできる。

こういったシステムの特徴をも利用することにより、業務用でしかリリースされていない作品を家庭用モードでプレイすることが可能になる。
ただ、業務用の本体と家庭用の本体は同じ基板であり互換性があるので大まかな問題ないものの、やはり相性というものがあるようで、一部が乱れて表示されてしまうものもあれば、全くプレイすることが不可能な状態のものもある。

現在、「phantom-1」と「NEO SUPER SNK MVS CONVERTOR」という二つのコンバーターがリリースされており、後者は日本でもネット通販で販売されていることが確認されている。
ネオジオの生産終了が告げられた後、特に中古市場において家庭用ROMカセット版がMVS版比べて高額に取引されており、家でやりたい作品があっても高すぎて手にすることができなくなったユーザーにとっては格好のアイテムとなり、ネット通販などの取り扱ったほとんどの販売店において品切れ状態が続いている。

そういう経緯もあり、今ではレアアイテムと化しつつあるようで、オークションに出されるたびに通常価格を軽く超えて取引されていることが多々ある。
カートリッジ(カセット)形式なので、ネオジオCD版では使用できない。

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